S-Fマガジン５０周年……あの頃は本当にお世話になりました

重たかった仕事が一段落したので、S−Fマガジン50周年の展覧会に先日行ってきました＠渋谷パルコ。

俺のSF小説初めて物語は、小学校１年生の夏休みに借りた、火星を冒険する小説でした（タイトル失念、でも↓のような火星人だった）。
その小説は本当に何度も読み返すほどに面白くて、それからアシモフ「鋼鉄都市」や、ウェルズ「宇宙戦争」、ベルヌ「海底二万里」「ドクター・モローの島」、それから「見えない生物バイトン」（透明怪獣がロンドンを襲う話）「トリフィド」（植物が人間を襲う話）など図書館で見つけては読むようになり、中学生になると、親父がたまに買ってくる『S−Fマガジン』を手に取りつつ、青背表紙にも手を出すようになり、高校の時には野田・宇宙大元帥の連載「SFは絵だ！」でメビウスを知り、大学の学祭で初めて「2001年 宇宙の旅」を見てものすごいショックを受け、「エイリアン」「ブレードランナー」「デューン・砂の惑星」などのキラ星の如くのSF映画群に脳天をぶっ叩かれて変な汁がでるくらい身も心もすっかりSF色といった有様でした。

そんなことを『S-Fマガジン』の表紙をみながら徒然と思っていた訳ですが、特に展示で印象に残ったのは、60年代のカバーアートでした。
僕らの世代はすでに、ビジュアル世代に突入しており、70年代後半から80年代の時点で表紙の有り様というのは今のライトノベルのそれに通じるものがあったりするのですが、60年代のカバーはそれらとは一線を画していて、まだ文学の未開拓の地平を探るような実験的色合いを強く感じて、それがとてもカッコ良く感じたのでした。

展示会はそんなに大きな規模ではないけども、ARとか面白いものもちょいちょい置いてあります。っていうかAR初めて見たけど結構びっくりした。平面とかじゃなくて立体的に見えるのがよかったなー。会場は渋谷なので用事のついでにふらりと足を運ぶのも良いんじゃないかと思います。（※写真はすべてB１。６Fの会場は写真取り忘れ…）

締めは当然、土産！ SF者としては土産を買わねば会場を後にできない！と物色していたところ、な、なんと“ニューロマンサー”のTシャツが……！迷わず即購入ですよ!! ていうか、SFマガジンの表紙のやつと結局２枚も買ったぜ……ふう。

追伸：twitterフォロー入れてくれた皆さん、どうもありがとう！ ブログはまとめて時間が取れないとなかなか更新できなかったけど、twitterはもう少し気軽に書けそうな感じかな？