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2007年 03月 05日
感動しました!!
ゴジラ映画などで小さい頃から親しんできた伊福部さんの音楽を、ついに生演奏で聞く機会を得ました。特に映像とオーケストラのコラボレーションは、発見することも多く大変面白かったです。この音楽祭のための特別に編集された「宇宙大戦争」「サンダ対ガイラ」「ゴジラ対キングコング」などの映像を見て強く思ったのは、当時SFだと思っていたものは、SFでも科学映画でも何でもなかったという面白い発見でした。怪獣は妖怪のように、屹立する銀色のロケットは神殿のストゥーパのようにも見え、それら全ては我々日本人の土俗的な文化の手のひらの上にあって、むしろ民話や神話の世界を現代劇の姿に変えて再現しているのではないかという思いに捕われました。 あと、東映のアニメーション映画「わんぱく王子の大蛇退治」の中の「アメノウズメの踊り」のシーンの演奏もありました。この曲はいつもの伊福部さんというより、軽妙でかわいらしい印象が強い曲だなと思っていたら、ゲストで登壇された高畑勲監督のお話で理由を知ることができました。当時、伊福部さんは先に出来上がっていたストーリーボードの設計にあわせて、音楽をつけたのだそうです。すでに作曲家として地位を確立していた伊福部さんが、ただのアニメーターが指定したシークエンス、テンポといったものにあえて合わせて作曲をしたということに驚くと共に、唯我独尊ではなく外側の声に耳を貸し取り込んでいくことで、新しいものが生まれたりするという事実を目の当たりにしたような思いがしました。 大トリは当然「タプカーラ交響曲」な訳ですが、ヤバかったです!!!! お招き頂いた席が前から4列目という限りなくよい席だったということも幸いし、レコードやCDで何度も聞いた曲と一緒の曲とは思えないくらいの大迫力でした。早速今朝もCDをかけてみたのですが、昨日の演奏とは全然違って少しがっかり。ぜひ昨日の演奏のCD化を望みます!!! ↓「タプカーラ」演奏時 ![]()
by yamaneko_sha
| 2007-03-05 11:58
| inuboe
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