カテゴリ
検索
以前の記事
2010年 03月 2010年 02月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2007年 07月 17日
台風が去ったので、今日最終日だった「ヘンリー・ダーガー展」@原美術館へ行ってきました。数年前ワタリウム美術館での展示を見逃したので、いつか観たいなあと思っていたところ、ようやく実物を観ることができました。
![]() 展示室に入ってまず驚いたのは、作品の大きさ! 畳二畳くらいのパノラミックな水彩画が所狭しと飾られ、人出の多さと相まって異様な迫力を醸し出していました。 アウトサイダー・アートとして近年その価値が高まっているヘンリー・ダーガーは、美術家でもイラストレーターでも何でもなく、一介の掃除夫としてその生涯を終えた人です。ただ彼の死後、住んでいた部屋から大量のイラストとそれについての物語が発見されました。それは、誰のためでもなく、ただ自分のためだけに数十年間に渡って創造された作品群ーー残忍な大人たちと対決する両性具有の7人姉妹〈ヴィヴィアン・ガールズ〉の物語『非現実の王国で』です。 自分が欲する美少女のイメージを得るために、彼がとった方法は、雑誌の切り抜きからコラージュや複写といった方法でした。技術的には稚拙なものですが、原画を見ると彼の筆致やカーボン紙をこする筆圧が感じられて、その孤独な作業を思うと圧倒されると同時に切なさがこみあげてきました。 僕はいつもこの人の作品を見ると思うのですが、彼がアニメを作るということを知っていたならば、彼の中に渦巻くイメージは、多くの人を楽しませたり、魅了したりという昇華の方法があったのではないかと感じられてなりません。それはすなわち、彼が描き出しているものが、あまりにストレートな「萌え」に他ならないからです。特に今回の展示では、彼が持っているダークな面は排除されていたので、透明感のある色彩で描かれた〈ヴィヴィアン・ガールズ〉たちの愛らしさが際立っていたように思います。 全裸の少女たちが、画面いっぱいに描かれた一枚の前で、僕は立ち止まってしまいました。その面影の中に、僕らが見慣れた駿さんのキャラクターの面影を見たような気がしたからです。とにかく、いくら言葉にしても、伝えきれない何かがたくさんある。 「Crazy or Genius?」という言葉は、彼のような人のためにある言葉かもしれません。 展覧会のレビューはこちら(画像も見れます) 画集はこちら(僕も持っているもの。オススメ)
by yamaneko_sha
| 2007-07-17 00:05
|
ファン申請 |
||