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2007年 10月 05日
googleのトップページがスプートニク1号のイラストになっている! と思って調べたら、50年前の昨日(10月4日)にスプートニク1号が打ち上げられていたことが判明。
人類が初めて人工衛星を打ち上げて、もう半世紀もたったんだと感慨にふけりました。 僕は飛行機にせよ、宇宙船にせよ、旧ソビエトのメカニックが大好きで、当然のごとく「王立宇宙軍 オネアミスの翼」のロケットと発射台のデザインはロシア式を採用しております(ただし、組み立てから発射まで立てたまま行うのはNASA式なので、そういう意味ではチャンポンですが)。 スプートニク1号は、僕が思うに人類が作った空を飛ぶもののデザインの中では、1、2を争うカッコいいデザインだと思います。先日たまたま初期のボストーク・ロケットの映像も見たのですが、とにかくフォルムがカッコいい。ごちゃごちゃとした余計なものは一切なく、科学や技術に忠実な造形だと感じます。それは、まだ純粋に科学や冒険が夢を持っていた時代の名残だと思えるのです。 そして、驚愕だったのは発射台が斜面に直接建設されていて、炎や煙が自然の地形を利用してうまく逃げるように作られているのを、初めて鮮明な画像で見たことです。当時「王立宇宙軍 」を作っている頃は、当然鮮明な資料などなく、動画資料といえばダビングで劣化したビデオテープしかありませんでした。だからもし、今「王立宇宙軍」が作れたのであれば、もっとディーテイルを追求したフィルムが作れたかもしれません。 最後に、忘れてはならないのは、ライカ犬のことです。ライカ犬とはスプートニク2号と一緒に打ち上げられたソビエト原産の犬で、名前をクドリャフカと言うそうです。彼女は地球の生き物で初めて大気圏外から客観的に地球を見た動物なのですが、残念ながら生きて帰ることはありませんでした。当時の技術では生きたまま回収するということができなかったからです。 このライカ犬は、気密室の小さな窓から青く光る地球を眺めて一体何を思っていたんだろう? 僕はそんな姿を空想して、胸がいっぱいになってしまいました。 わんこ偉いよ、わんこ。 #
by yamaneko_sha
| 2007-10-05 09:14
| inuboe
2007年 09月 26日
10月も近くなり、忙しくなって参りました。
先日は練馬のGONZOスタジオで、NHK「アニ*クリ15」の取材がありました。メイキングということで、僕が原画を描いているシーンと、色打ちと撮影打ちの模様が取材されました。 今回の「アニ*クリ15」は、僕にしては珍しく女の子(!)が主人公なので、どうなのかなーと思っています。なんせ僕は設定といえばGAINAXからこちら、メカと画面設定と宇宙怪獣ばかり描いていたので(ちなみに松原くんは当時から美少女担当でした)……。 僕は正直に告白しますと、今風の「萌え」美少女はちっとも描けません! かつてスタッフから「デ○キャ○ット」や「キ○ィ・グ○イド」のヒロインを描いて! と言われチャレンジしたこともありますが、一度も及第点はもらえませんでした!!!!!!! がっかり!!!!! まあ、そんなわけで今回は開き直って自分に描ける「かわいいキャラクター」を模索してみましたが、スタッフのウケも悪くないようなのでちょっと安心……。 追伸: えー、連載マンガ「ひじかす物語」は上記の都合により休載中です(またかよ!)。続きは必ずUPしますので、今しばらくお待ちください。 #
by yamaneko_sha
| 2007-09-26 10:35
| アニクリ15
2007年 09月 19日
先日、Fさんからお招きいただいて日本音楽集団の定期演奏会に行ってきました。
その帰り、オススメのレストランでご馳走に。サンマのオイル煮など舌鼓を打ちつつ、近況や仕事の話になりました。とても印象に残ったのは「数字を狙ってあらゆる犠牲をはらって作った企画がコケた時の後味の悪さっていったらない。だから自分に正直に作るのが一番いいと思うよ」というお話でした。 アニメは、作品であると同時に商品であるという側面もあります。どうしてもセールスというものに責任がある立場にいると、ウケを取る(=数字を狙う)ことを考えがちになります。例えば、美少女を入れようとか、アクションシーンを増やそうとか、カッコイイメカをだそうとか、このターゲットにはこんなドラマが必要とか、ありとあらゆる角度から戦略を練るのです。ただ、それは時として、作品を殺すこともあります。結果、商品性まで殺してしまうこともあります。 「売れないときは売れない」、それが現実です。 Fさんも何十年もこの業界で様々な企画に関わりながら、その現実を目の当たりにしてきた人です。だからこそ、彼の言葉は素直に重く響いたのです。戦略だけで作られた作品というのは、失敗したとき作家にもセールスマンにも、むなしさだけが残るーー。そんな思いがひしひしと伝わってきたのでした。 僕も、作り手としていつも自分の気持ちに正直にありたいと作品を作ってきたつもりですが、でも本当のところどうなんだろうと、考えてしまいました。純粋に作品のことを考えているふりをしながら、その実、生活のためとか、会社のためとか、色々な理由をつけては作品に純粋に取り組んできてなかったんではないか、そんな思いが胸をよぎるのです。 僕も、もう言い訳はしたくない。 #
by yamaneko_sha
| 2007-09-19 23:12
| inuboe
2007年 09月 09日
2007年 09月 09日
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